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健康な状態で病院に通う、貴重な経験の終わり

 

病院という場所は、基本的に病気や怪我などを治してもらうために行く場所です。

私は今までの人生、幸運なことに病気や怪我をほとんどしなかったので、病院と関わることはほぼ無いまま30年以上生きてきました。それが、妊娠出産で2020年から2024年の間に病院に毎月通ったり、数ヶ月に1度行ったり・・・という生活をして、それがようやく終わったので、その気持と思い出などを綴りたいと思います。

 

病院へ通う生活は悪くなかった

これは私が健康で且つ妊娠出産も特に問題がなかったから言えることです。そして、同時期に家族が癌で病院に通院していたこともあり、余計にそう感じました。

 

最初は不慣れな病院に緊張してしまい、毎回血圧が高くなったりしていました。おそらく白衣高血圧。毎回行くたびに何かしらヘマをして凹むことも多かったです。

それが、病院に通うのも悪くないと最初に思えたのはたぶん第一子を出産した後の入院生活でした。とても幸せで、看護師さんや助産師さんにケアして貰えて嬉しくて、病院の居心地が良くて帰りたくないな・・・帰るのが寂しいな・・・と思うほどでした。

それと同時に忙しそうに働く病院の人達を見て、自分も何か出来ることがあれば良いのにとも考えました。たぶん10代で病院に通ったり入院していたら、医療系の進路を目指していたかもしれません。医療系はめちゃくちゃ大変だと聞きますし、実際友人も何人か退職してしまいましたが、目指したいと惹きつけられる仕事ですよね。

学生時代、健康体で病院に無縁だったせいか、医療系の進路はまったく考えませんでした。自分の子供には、そういう世界もあるということは教えてあげたいです。知ってて選ばないのと、知らなくて選ばないのは違うので。

 

採血の時の何気ない会話や、事務の方との手続きのやり方の話など、診察の時以外でもいろいろな人とコミュニケーションがあって、今思えばそれも良かったのかなと思います。

私は人付き合いがあまり得意ではないけど、病院では必要なことについてたくさんのことを会話して、コミュニケーションを取っていく。本当は人と関わりたかったけど、何を話したら良いかわからない、何をすれば良いかわからない、ということが病院でのコミュニケーションでは無かったのでストレスに感じることも無く、むしろ良い!ぐらいになっていたのかもしれません。(苦笑)

あと、単純にケアしてもらえるのは嬉しいですし。

 

病院の待ち時間に本を読んだり、日記を書いたり、家計簿をつけたり。そんな時間も楽しかったです。

 

なんかあんまり、病院楽しいって言ってはいけない気がしますが、ここは個人のブログですし、今の私の正直な気持ちを書き残しておきたいです。

 

最後の通院の日。

ああ、もう次病院に来る時は病気や怪我で辛い時しか無いんだなぁ・・・。そう思うと、妊娠出産で通えた日々は幸せだったなぁ。と、しみじみしてしまいました。

もう子供を産むことは無いので最後なのですが、これが20代だったら、また子供産もうかなと考えてしまったかもしれません。

 

 

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