2歳1ヶ月の息子と一緒に、東急バスの『虹が丘営業所大感謝祭』に行ってきました。虹が丘営業所に行くのは今回初めてですし、こういったイベントに参加すること自体息子は人生初です。
まだ2歳なので出来ることも少ないので、行って楽しめるかな~という不安もありましたが、かなり楽しめました。そして、人生初イベントがこの大感謝祭で良かった!という理由がいくつかありますので、それも書きたいと思います。
イベントに行く前の話
そもそも『虹が丘営業所大感謝祭』とは?
2023年11月3~5日の3日間、午前(10時~12時)・午後(14時~16時)と予約制で開催されたイベントです。予約制で、各回定員は200人。合計1200人が参加できるイベントです。入場料は一人1000円。子供は3歳以上から料金が発生しますが、体験イベントに参加する場合は3歳未満も入場料が必要でした。
最初は、「2歳じゃ体験イベントには参加できないよね」と夫と私の2人分予約するつもりでしたが、よくよく見ると2歳児でも参加できそうなイベントがあったので3人分で予約。
予約はネットか電話で出来て、私はネットで予約しました。
最初にイベントのことを知って予約サイトを見に行った時は全部空きがあって、「いつにする?」と夫と相談している間にあれよあれよと予約が埋まって、たしか
- 11/3(祝・金)の午前
- 11/5(日)の午前
- 11/4(土)の午前
- 11/3(祝・金)の午後
- 11/4(土)の午後
- 11/5(日)の午後
・・・という順に予約がいっぱいになったと記憶しています。空きがある時にさっさと予約しなきゃダメですね。初日や午前が人気があったようです。
このイベントが2歳児の初イベントで良かった点
- 人数制限有りの予約制
- 最寄り駅(たまプラーザ駅)におむつ交換台がたくさんあるなど、子連れに便利だった
- 家からそんなに遠くない会場
- 2歳児でも楽しめる内容があった
一番は人数制限があったので混雑しすぎない&どれぐらいの人が来るか予想ができた点が大きかったです。まだ2歳で背も低いし、チョロチョロ動き回るので人混みに行くのは怖いし疲れそう。人が多くて、体験ブースごとに行列が出来ていたら、並べ無さそう&次の人に譲るのに嫌でゴネそう・・・などなど、いくつか懸念がありました。
それが、ほぼ心配しなくて良いイベントだったのは有り難かったです。
あと、たまプラーザ駅直結の『たまプラーザテラス』には、『赤ちゃん休憩室の「ベビーテラス」』があったので、イベントに行く前や帰りに寄れるのはめちゃくちゃ助かりました!
あとの2つはオマケみたいなものですが、移動時間が短いのは良いよね、2歳でも楽しめそうなイベントってそう多くはないよね、とこちらも良い点でした。
イベントに行くための計画を立てる
14時~16時の午後枠で予約したので、何時までに支度して、何時に会場に行くかなどなど少しでも子連れで苦労しない計画を立てました。
- 息子には昼ごはんを少し早めに食べてもらう
- 午前中は疲れすぎないように過ごさせる
- 14時前後に会場に着くと混みそうなので、遅れて会場に行く
- 滞在時間はどれぐらいにするか?(開催時間いっぱい楽しむのは無理そう)
- バスが混雑せずにベビーカーで乗れる時間は何時頃か?
- どのタイミングでおむつ交換をするか?
- おやつは「いつ」「どこで」食べさせるか?
考えたのはこれぐらいですかね。
実際やってみたら計画とは変えたほうが良い点もあったのでその辺は臨機応変に変えました。子供がいるだけで考えなきゃいけないことっていっぱい増えますね。(私が心配性で考えすぎるというのもありますが・・・)
当日の感想
出発!
毎日午前中は公園などに遊びに行きますが、今日は午後のイベントのために体力を残しておいて欲しかったので家の中で遊びつつ出掛ける支度をしました。絵本を読んだり、新聞紙で遊んだりしているうちに小腹が空いたようで『お腹すいたよアピール』。
11時過ぎてたので、ちょっと早めに昼ごはんを食べさせて、大人もバババッと食べて支度をして出発!
たまプラーザ駅に到着
当初の予定では、0歳児もいるので一旦『たまプラーザテラス』でおむつ交換したり休憩したりする予定でしたが、2人とも寝ちゃってたのでそのまま地下のバス乗り場へ直行。
14:10のバスに乗って会場へ向かいました。ちなみに、バス乗り場は『大感謝祭』に行く行列が出来てると思い込んでいましたが全然人がいなくて、『大感謝祭』に行く人も2人ぐらいしか乗っていませんでした。(他の目的地のお客さんも乗ってたけど、全員座って乗れるぐらいゆとりがありました)
・・・みなさん開始時間の14時前には会場に到着してたんですか???
ベビーカーに乗せて行ったので、バスが空いててめちゃくちゃ助かりました。たいていこういうイベントのバスって、ギュウギュウに混むものだと思ってたので。時間を遅くズラしたのも良かったのかな?
会場に到着
会場には14:30すぎに到着しました。
受付は誰も並んでいなくて、こちらもスムーズに入れて良かったです。てっきり予約内容をスマホで見せるのかと思ってたら、予約した時の名前を言うだけでOKでとても楽!入場料を払ったら、首から下げる『体験証』を人数分と子供にだけは名前が印刷された名札をいただきました。
予約した後に電話で子供の名前を聞かれたのですが、ここで使われるんですね!ちょっとしたことですが、こういうの嬉しかったです!
息子はこういう名札を付けてもすぐに取っちゃうのですが、珍しくイベントが終わるまで取らずに過ごしてくれました。嬉しかった、とかもあるのかな?
ベビーカーはどうする?
ベビーカーは受付横に置くスペースがありました。畳まずに、そのまま置いておいてOK。受付の東急バスの職員さんが見ていてくれるので安心です。
一応、会場内をベビーカーで押しても良いのですが体験する時に邪魔になるし、会場内に置いた場合、受付横のように見ててくれる人がいるわけでは無いので、預けたほうが良いかなと思います。
実際私も、0歳児はベビーカーに乗せて移動する予定でしたが、抱っこ紐にして身軽に動けたほうが楽でした。会場内のバスにもホイホイ乗れますし!
体験スタート
まずは会場に慣れるところから。
最初は「ここはどこだろう?」とちょっと不安だったようで抱っこ抱っこでしたが、次第に慣れて一人でチョロチョロ歩き回るようになりました。200人が参加するイベントですが、わたしたちが来るのが遅かったせいなのか200人もいるような感じでは無く、ゆったりと見られたのはすごく良かったです。(そもそも、200人が参加するとどれぐらいの密度になるのか想像がイマイチ出来てない)
あと、奥に有料(500円)の撮影ゾーンがあって、良いカメラを持った人たちがたくさんそちらへ行っていたので、イベント参加者のすみ分けが出来ていたのもすごく良かったと思います。
バスの写真が撮りたくても子供がチョロチョロ動き回ってますし、ガッツリ撮りたい人はその人向けのコーナーを用意してくださっているのは、お互いにとっても良かったと思います。
『展示車両自由見学』
最初は(3歳未満)は入場料なしでも楽しめる『展示車両自由見学』へ。ここがかなり良かったです!
動いていないバスの中を自由に歩いたり座ったり出来たり、運転席にまで座ることが出来ました。「2歳児は運転士体験は無理だろうけど、運転席には乗せてあげたいな」と思っていたので、それがここで叶って、親子ともに大満足。
運転士体験と違って時間制限が無かった(他に待ってる人がいなければ)ので、満足するまで座ってハンドルを握ってはしゃいでいました。息子は普通の車の運転席に座るのだけでも大喜びするので、これは体験させられて本当に良かったです。いっちょ前にハンドル握ったり、いろいろ機器を触ったり(触っても大丈夫な範囲で)していました。
レトロな西武バスのハンドルがすごく大きかった!
ただ、息子に体験させる&息子の写真を撮ることに気持ちが行き過ぎて、自分たちが運転席に座ったり、ただ単にバスの写真を撮って楽しむことをしなかったのは反省。私もバス好きなので、もっとバスだけの写真も残しておきたかったです!
『運転技量(たこつぼ)見学』
運転してる姿を遠目に見学するだけだと思ってたのですが、乗車して体験することができました。
四角くロープを張られた狭い空間を、運転士さんがハンドルをガッガッと切って進み、最後に2本のロープが張られた狭い隙間を通る・・・という感じでしたが、この荒々しい運転のバスに乗れるってことがまず無いので、アトラクション感覚で面白い!
そして、何がどうなって出来てるのか私にはさっぱりわからなかったのですが、バスを思い通りに動かす運転手さんの技術がとにかくすごかったです・・・。
最終日のラストの方だったので、今までよりもスピード出して荒々しく運転して下さった&バックで狭いロープの隙間を通るのもやってくれた(ものすごく難しいらしく、東急バスの運転士さんでもバックで出来るのは1人か2人かだそう・・・)のも有り難かったです。そして、運転士てくれた方が東急バスのとてもすごい方だそうで、本当に貴重な経験が出来ました。
2歳児もスピードが出て怖いとかは特に無かったようで普通に乗ってました。楽しいはまだわからないようでしたが、泣いたりしなくて良かったです。
『バスと綱引き体験』
2歳児は綱引きというものがそもそもわからなかったので参加は出来ず、パパが引っ張るのを近くで見ていました。東急バスの社員さんが押してくれたのもあり、想像してたより速いスピードでバスが引っ張られてびっくり。
これは綱を握った人じゃないと感覚的にはわからないですね。軽かったのか、重かったのか、とか。私も参加すれば良かったかな。でも夫と息子の写真が撮れたので良かったです。(写真係)
『洗車体験』
バスに乗った状態で、洗車の機械を通るのを体験出来ました。「わー、水がかかってる~、洗車機ってこんな感じなんだ」というぐらいの軽めの体験でしたが、その間運転士さんがトークしてくれる内容が楽しく、洗車体験と運転士さんのトークが1:1で同じぐらいの割合で楽しめるイベントでした。
3日間洗車体験の運転&トークをされたそうで、本当にお疲れ様でした。
参加した人たちも、降りる時に「お疲れ様です」と運転士さんを労っていてホッコリ心温まる感じも良かったです。
『リフトアップ乗車体験』
リフトアップするバスに乗れる体験は初だそうで、社員さんも乗ったことは無いそう。ものすごく貴重な体験だそうです。営業所で開催されるイベントだからこそですね。
ちょうど空いてて、私達家族だけの貸し切りで整備士さんの話を聞きながらバスがゆっくり上昇。その間に、バスのボタンも自由に押せたので(点検用にボタンを押してもすぐランプが消えるので何度も押せた)息子は喜んで押してました。通常の走ってるバスと違って、ゆっくり上に登っているだけなので、ボタンを押して体のバランスを崩して転ぶということも無かったのも良かったです。
息子はバスのボタンを押したのは人生初だったので、「押せたー!」と大喜びで自分に拍手してました。(笑)『リフトアップ』を体験させても、わからない、もしくは怖い!となるかなーと思ってましたが、ボタンが押せるという思いもよらぬ点で楽しめたようで良かったです。
ノッテちゃんと記念撮影
ノッテちゃんが展示されてる車両の辺りに来てくれたので、家族で一緒に写真を撮って貰いました。ノッテちゃんめちゃくちゃ可愛いですね!私がノッテちゃん好きなので、一番喜んでました。
写真を撮る時にちょっと斜めになって寄り添うみたいな動きがとても可愛かったです。ノッテちゃん動きがプロで最高でした・・・。
東急バスの制服を着て記念撮影も出来たのですが、2歳児は制服の魅力はまだわからないようで着せられなかったので、帽子だけ借りて撮影。帽子もよくわかってないような顔でした。
体験しなかったイベント
- 日常点検体験
- 運転士体験
- 東急バスの有料撮影コーナー
上2つは2歳児にはまだ無理そうだったので参加しませんでした。
『運転士体験』が一番混んでいて、他の体験はほぼ並ばずに出来ましたが、ここだけはずっと行列。
有料撮影コーナーは無料の所で満足したので行きませんでした。見えない所だったので、どれぐらい混んでいたのかも不明。好きな方向幕(行き先表示板って言うのかな?)にして貰って撮影出来るらしいです。
あとは体験とは別ですが、グッズ売り場か東急バスと西武バスの2箇所あって、西武バスの方を見忘れたのが唯一の後悔です。今日のイベントの思い出に何か買いたかったなぁ・・・。
イベント会場を出る!
- 0歳児がいろいろと限界の時間(抱っこ紐にいること&オムツ&ミルク)
- 帰りの電車が混む前に帰りたかった
- 帰宅後の2歳児の夕飯の時間
などなどの理由で、イベント終了の16時より前に会場を出ました。その前に、虹が丘営業所の定期売り場でラーメン(生麺とスープがセットになったもの)が販売されていたので夕飯用に購入。
ちょうど帰りのバスにもタイミング良く乗れました。帰りは行きと違ってバスが混雑。ただ、虹が丘営業所大感謝祭帰りの人はそんなに多くなく(10人ぐらい?)、途中乗車する人が多かったですね。夕方前に駅の方へ出掛ける人が結構いたようです。
たまプラーザ駅に着いた後は、『たまプラーザテラス』で、
- 2人のおむつ交換
- 0歳児の授乳
- 2歳児のおやつ
- 大人のトイレ休憩
などをバババッとこなし(子連れのお出掛けってやること多くて大変ですね・・・産み育てるまで知らなかった・・・)、
お土産にたまプラーザテラス限定の『のるるん焼』という名の鯛焼きの亜種を買って帰りました。いいお土産!ノッテちゃん焼きも作って欲しいなぁ。
終わりに
想像していたより2歳児でも楽しめました。(2歳児の)入場料払って体験させて本当に良かったですし、大人も楽しかったので行ってよかったです!
話が急に変わりますが、日本バス協会の会長さんが、
バス事業は、少子高齢化の影響などで、元々厳しい経営状況でしたが、新型コロナウイルス感染症により、本当に苦しみました。路線バスはコロナ禍で4000憶円もの赤字となり、これは、10年や20年では取り戻せません。貸切バスも団体旅行が消失してしまい、まさに、バス事業は戦後最大の危機を迎えました。さらに、人手不足、燃料高、バスは追い込まれています。
ということをおっしゃってて、バス好きで、バスに大変助けられて生きてきた身としては出来ることがあればしたい!と強く思っています。
日常でバスに乗る回数には限度がある為、こういったイベントなどでバス業界に貢献が出来るならどんどんしていきたいので、またやってくれたら嬉しいです。あと、バスのトミカをもっといろいろ作って欲しいです!!!